OFICの強み Strength

大阪富士工業には60年以上もの歴史があります。
始まりは日本の基幹産業である鉄鋼業から。製鉄メーカーのパートナー企業として活躍、その中から生まれた肉盛溶接や溶射技術などの金属表面改質技術、機械加工などの独自の技術に磨きをかけてきました。
このように、時代やお客様の声を反映しながら新技術の開発を展開する誠実な姿勢こそが、大阪富士工業の強みだと言えるでしょう。

事業内容 Business

鉄鋼

1955年の創業当時から続く当社の基幹事業です。国内有数の大手鉄鋼メーカーのパートナーとして、製鉄所において鉄鋼生産ラインの管理から品質・安全管理、設備メンテナンス、専用機械開発といった各種工程作業を一括で請け負っています。日本が世界に誇る鉄鋼事業の品質と発展を優れた技術力によって担っています。

肉盛溶接

一般には、溶接とは部材同士の接合である製缶溶接のことを指しますが、肉盛溶接は溶接の特徴を表面処理技術として応用する手法です。肉盛溶接の目的には表面改質や形状復元(補修)が挙げられます。品物の表面のみ目的(耐熱性、耐摩耗性を高めたいなど)に応じた金属で覆うことによって、ピンポイントで耐摩耗性や耐熱性など高める効果などがあるため、生産コストの低減や省資源化などの効果が期待されます。

溶射

燃焼炎や電気エネルギーを用いて各種材料を融かし、金属などの部材に吹き付け表面に付着させる技術を「溶射」と言います。耐熱性や耐摩耗性、耐腐食性などといった優れた機能を付加できる、実用性に優れたコストパフォーマンスの高いコーティング技術であるために、半導体・IT、製紙、製鉄、航空宇宙、電力などのあらゆる分野で当社の溶射技術が必要とされています。

レーザークラッディング

次世代の肉盛溶接技術として『レーザークラッディング』と呼ばれる、レーザーを熱源とした溶接技術の研究開発に力を注いでいます。これまでの技術では困難であった材質(高合金鋼など)への表面改質を可能とするなど、研究としてもビジネスとしても未知の可能性を秘めた分野です。この技術を用いて世界初となる製品の開発を目指しています。

鍛鋼ロール

ロールとは、製鉄所での圧延作業などに使用される製品のことを指します。当社の鍛鋼ロールは厳選された原料を特殊製錬して得られた高清浄鋼を鍛錬して作られます。長年の技術の蓄積により十分な硬さと硬化深度を実現しており、ユーザーからの期待度も高く、信頼を得ています。

マグネシウム

マグネシウムは、実用金属中最も軽く、地球上で6番目に豊富な金属と言われています。今、人類が直面している地球環境保護の観点からも、リサイクルに大いに有効な金属としてマグネシウムは注目され、まさに時代の要請に応える、次代を担う金属と言えます。当社でもマグネシウム合金に関するさまざまな製品を取り扱っています。

スライス加工

粒子状にしたダイヤモンドなどを付着させたワイヤー(ダイヤモンドワイヤー)を使用した各種切断装置などにより、高価値な素材の量産・試作加工を行っています。このダイヤモンドワイヤーを使った切断技術や、太陽電池用シリコンウエハをはじめとした加工が難しい部材の量産加工の経験を生かし、幅広い産業分野で顧客を開拓しています。